無痛MRI乳がん検診
DWIBS Search
無痛MRI乳がん検診の特徴
-
痛くない
-
見られない
-
被ばくがゼロ
だから安心 -
がんの発見率が高い
-
豊胸や乳房
手術後も検査OK -
高濃度乳房に強い
なぜ今、乳がん検診なのか
「まだ若いから」「症状もないから」と、つい後回しにしていませんか?
乳がんは日本人女性の9人に1人が経験するといわれる、決して他人事ではない病気です。罹患率は30代から上昇し、40代・50代でピークを迎えます。普通のがんは、年配の方が多くかかる病気ですが、乳がんは全く違って、働き盛りの女性を襲うのです。
このように乳がんは恐ろしい病気ですが、早期に見つかれば、治療後1ヶ月で職場復帰することもできます。定期的に乳がん検診できちんと乳房をチェックすることが大切です。
※地域がん登録全国推計値2020年データによる。国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)とは
「無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)」は、痛みを一切感じずに乳がんの有無を確認できる最新のMRI検査です。
一般的なマンモグラフィのように胸を板で強く挟むことがないため、痛みに敏感な方でも安心して受けることができます。また、放射線を使わないため被ばくの心配がなく、造影剤の注射も不要です。
ベッドの上にうつ伏せで寝ているだけで、身体に負担をかけず短時間で精密なチェックが行える、これまでにない優しい乳がん検診です。

01痛くない理由
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は、うつ伏せの姿勢で、乳房を丸い穴の中に自然な状態で沈めるようにして撮影する検査です。
乳房を板ではさんで圧迫するマンモグラフィとは異なり、乳房本来の形のまま撮影するため、痛みを感じることなく受けていただけます。
マンモグラフィの場合
圧迫板でやや強めに乳房をおさえ、平にのばします。
ドゥイブス・サーチの場合
乳房型にくりぬかれたベッドにうつ伏せで行います。
02見られない理由
マンモグラフィは撮影時に上半身が露出しますが、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は検査着を着たまま受けられます。磁気の力を利用して体内を撮影する検査のため、衣類を着ていても画像に影響しません。これにより、羞恥心を感じることなくリラックスして受けていただけます。
マンモグラフィの場合
ドゥイブス・サーチの場合
※乳房を直接見せる場面が少ない検査ですが、医療上必要な確認がまったくないわけではありません。
安全で正確な検査を行うために、技師が姿勢や位置を確認することがあります。また、検査着の着用方法や、金属類の有無を確認する場合があります。
03被ばくゼロの理由
乳がん検診で「放射線を浴びるのが心配」「毎年受けても大丈夫?」と不安を感じる方は少なくありません。一般的なマンモグラフィやCTはX線を使うため少量の被ばくがありますが、無痛MRI乳がん検診は磁場と電波を利用して撮影するため、放射線被ばくが一切ありません。見た目はCT装置と似ていますが仕組みが全く異なり、体への影響を気にせず安心して受けられます。定期的に検診を重ねたい方や、被ばくを避けたい方にもおすすめの検査です。
※イメージ画像です。
04がん発見率が高い理由
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)の特長のひとつが、がんを発見しやすいことです。乳腺が豊富な高濃度乳房では、マンモグラフィ上でがんも乳腺も白く写るため、雪山で白いウサギを探すように見つけにくくなります。ドゥイブス・サーチはがんが黒く写るため、乳腺の濃淡に左右されにくいのが特長です。また、有効感度範囲が広く、胸壁側や脇の下まで死角が少ないため、部位を問わず検査できます。
05乳房手術後・豊胸後も検査しやすい理由
「手術後や豊胸術後にインプラントが入っていても検診を受けられる?」という不安をお持ちの方にも、無痛MRI乳がん検診はとてもおすすめです。
マンモグラフィのように胸を板で強く挟むことがないため、インプラントや術後の乳房に強い圧力をかける心配がなく、服を着たままうつ伏せになるだけで検査が行えます。また、MRIはインプラントがある状態でも乳房内部をしっかりチェックしやすいという特徴があります。
ただし、インプラントの種類や手術時期、体内の金属などによっては事前に確認が必要な場合もありますので、まずは病院や施設へお気軽にご相談ください。
乳房型にくりぬかれたベッドにうつ伏せで行います。
06日本人の乳房に適している理由
日本人は欧米に比べて高濃度乳腺の割合が高く、50歳以下では約8割が高濃度乳房(高濃度乳腺・不均一高濃度乳腺)に該当するという報告があります。乳腺が少なく透き通って見える乳房と、白く曇って見える高濃度乳房とでは、マンモグラフィでのがん発見のしやすさに差が出ることが指摘されています。無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は乳腺の量に発見精度が左右されにくいため、高濃度乳房の方でも安心して受けていただけます。
マンモグラフィの場合
ドゥイブス・サーチの場合
※乳腺密度は加齢とともに低下する傾向があり、閉経前の世代・授乳期・アジア人女性で特に高くなりやすい。発見率には個人差があります。
こんな方におすすめ/受けられない方
おすすめの方
- マンモグラフィの痛みが苦手な方
- 乳房を見られることに抵抗がある方
- 被ばくを避けたい方
- 高濃度乳房と言われたことがある方
- 乳がん検診を受けたことがない方
受けられない方(要注意)
- 体内にMRI非対応のペースメーカーや金属がある方
- 閉所恐怖症が強い方
- 検査中、同じ姿勢を保つことが難しい方
検査の流れ
特別な準備は必要ありません。検査着のまま受けていただけるため、事前の絶食や服薬の調整も不要です。検査自体は約15分、受付からお会計までを含めても全体で1時間程度で完了します。
1
受付
受付窓口で受付いただき、問診票をお渡しします。
2
検査着へ更衣
更衣室で検査着にお着替えいただきます。
3
MRI室へ移動
MRI室へご案内します。
4
検査前に事前説明
技師が検査内容や注意点について説明します。
5
検査開始
検査台にうつ伏せになり、乳房を丸い穴に入れていただきます。
6
不安な時はボタンを押せます
検査中、不安になった場合は緊急ボタンを押すといつでもストップできます。
7
MRI検査
15分間の検査です。検査中おやすみになっても問題ありません。
8
検査終了
検査終了です。お着替えいただきます。
9
受付でお会計
お会計をして無痛MRI乳がん検診は終了となります。
検査料金・所要時間・結果
| 検査料金 | 18,000円(税抜) ※自由診療 |
|---|---|
| 所要時間 | 検査 約15分/受付~会計まで約1時間 |
| 結果のご報告 | 約2週間後 |
| 実施日 | 月~水、金、土曜 |
| お支払い方法 | 現金/クレジットカード/電子マネー |
脳ドックとの同日受診のご案内
OPTION
「脳」と「乳房」、同じ日にまとめて、リーズナブルに。
「健康チェックはしたいけれど、何度も病院に通うのは大変…」そんな方のために、脳ドックと無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)を1日でまとめて受けられる特別セットプランをご用意しました。
同じ日に一緒にご受診いただくことで、別々に受けるよりもオトクなセット価格【4,000円(脳ドックを割引)】でご利用いただけます。どちらもMRI機器を使った検査のため、1回の来院で効率よく「頭」と「乳房」の精密チェックが完了します。

よくあるご質問
- 無痛MRI乳がん検診とは何ですか?
-
無痛MRI乳がん検診は、MRIを用いて乳がんを調べる検診です。
乳房を強く圧迫する必要がないため、マンモグラフィのような痛みがありません。
本検査(ドゥイブス・サーチ)では、DWIBS法というMRI技術を応用し、造影剤を使わずに乳房を撮影します。
「痛みが苦手」「乳房を見られることに抵抗がある」「被ばくが気になる」という方にとって、新しい選択肢となる検診です。 - 乳房サイズが小さくても問題ありませんか?
-
「胸が小さいと、乳がん検診は受けにくいのでは?」
そんな不安を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
無痛MRI乳がん検診は、乳房を包み込むように配置された専用コイルで撮影するため、胸の大きさに関係なく、安心して検査を受けていただけます。
さらに、実際には、乳房だけでなく、その周囲まで広い範囲を撮影できるほど感度範囲に余裕があります。このため肺がんや肝臓の腫瘍が見つかる場合もあります。
乳房の大きさにかかわらず撮影できるため、男性の乳房病変の評価にも用いることができます。
体型や胸郭の形に特徴がある方、たとえば漏斗胸の方でも、多くの場合は検査可能です。
ただし、体内金属やMRI非対応の医療機器がある場合など、MRIそのものが難しい場合はありますので、該当する方は事前にご相談ください。 - しこりを感じる場合でも受けられますか?
-
乳房にしこりを感じる場合は、まず乳腺外科などの医療機関を受診し、医師の診察を受けることが基本です。
しこりがある場合には、検診ではなく、診療としての評価が必要になることがあります。
一方で、仕事や家庭の事情で病院を受診する時間が取れない方、外来で長時間待つことが難しい方、あるいは不安や抵抗感のために受診を先延ばしにしてしまう方がいらっしゃることも事実です。
このため、そのような方が医療につながるきっかけとして、無痛MRI乳がん検診を受けていただくことも受け入れています。
MRIで乳がんが疑われる所見があった場合には、画像をもとに状況をレポートで伝え、必要に応じて乳腺外科での精密検査や生検につなげます。
大切なのは、「気になるしこりがあるのに、何もせずに時間が過ぎてしまうこと」を避けることです。
無痛MRI乳がん検診は、病院受診をためらっている方を、できるだけ早く適切な医療につなげるための入口にもなり得ます。 - 本当に痛くないのですか?
-
はい。乳房を板で挟んで圧迫する検査ではありませんので、マンモグラフィのような圧迫痛はありません。
MRI装置の中でうつ伏せになり、専用のコイルに乳房を自然に下げた状態で撮影します。
そのため、乳房を強く押されたり、引っ張られたりすることはありません。
ただし、MRI装置の中に一定時間入る必要がありますので、閉所が苦手な方は事前にご相談ください。 - 乳房を見られずに検査できますか?
-
検査着を着た状態で撮影できます。
乳房を直接医療者に見せる必要が少ないことも、この検査の大きな特徴です。
もちろん、安全で正確な検査を行うために技師が姿勢や位置を確認することはありますが、マンモグラフィのように乳房を直接圧迫して撮影する検査とは異なります。
「恥ずかしさ」が理由で乳がん検診を避けてきた方にも、受けやすい検査を目指しています。
- 被ばくはありますか?
-
ありません。
MRIは磁場と電波を用いて画像を作る検査であり、X線を使用しません。
そのため、マンモグラフィやCTのような放射線被ばくはありません。
被ばくを避けたい方や、定期的な検診を考えている方にとって、安心しやすい検査です。 - 造影剤は使いますか?
-
無痛MRI乳がん検診では、造影剤を使用しません。
一般的な乳房MRIでは、ガドリニウム造影剤を使うことがあります。造影MRIは非常に感度の高い検査ですが、注射が必要であり、腎機能やアレルギーなどへの配慮も必要です。
無痛MRI乳がん検診では、DWIBS法を応用することで、造影剤を使わずに乳がんを見つけることを目指しています。 - DWIBS法とは何ですか?
-
DWIBS法は、Diffusion-weighted Whole-body Imaging with Background body signal Suppression の略で、拡散強調画像を用いたMRI撮影法の一つです。
もともとは全身のがんや転移を見つけるために開発された方法で、背景信号を抑えることで病変を見つけやすくします。また、乳房などの起伏に富んだ複雑な形状の部分でも均一な画像が得られやすい方法です。
無痛MRI乳がん検診では、この考え方を乳房の検査にも応用しています。
乳がんは細胞密度が高く、拡散強調画像で目立ちやすい性質があります。その特徴を利用して、造影剤を使わずに乳がんを検出する方法です。 - マンモグラフィと何が違いますか?
-
マンモグラフィは、乳房を圧迫してX線で撮影する検査です。
石灰化の検出に優れており、長年にわたって乳がん検診の標準的な方法として用いられてきました。
一方、無痛MRI乳がん検診は、乳房を圧迫せず、被ばくもなく、造影剤も使わずに撮影します。
特に、しこりとして見える乳がんや、乳腺が濃い方の乳がん検出に有用である可能性があります。
ただし、マンモグラフィが得意とする微細石灰化の評価は、MRIだけでは十分でない場合があります。
したがって、両者は単純な優劣ではなく、それぞれに得意分野があります。 - 超音波検査と何が違いますか?
-
超音波検査は、被ばくがなく、痛みも少ない検査です。
しこりの性状を詳しく見ることができ、乳腺が濃い方にもよく用いられます。
一方で、超音波検査は検査を行う人の技術や経験に影響を受けやすい面があります。
また、乳房全体を客観的に記録して後から見直すという点では、MRIのほうが有利な場合があります。
無痛MRI乳がん検診は、乳房全体を三次元的に撮影し、左右差や病変の広がりを評価しやすいことが特徴です。 - 発見率はどのくらいですか?
-
当院および関連施設でのこれまでの経験では、無痛MRI乳がん検診における乳がん発見率は、おおよそ15/1000人前後です。
一般的な乳がん検診では、マンモグラフィ単独で約3.2/1000人、マンモグラフィと超音波を併用して約5.0/1000人程度という報告があります。
ただし、対象となる集団、年齢、検診間隔、過去の検診歴などが異なるため、これらの数値は単純に直接比較できるものではありません。
それでも、無痛MRI乳がん検診では、比較的高い発見率が得られていることは重要な特徴です。 - なぜ発見率が高いのですか?
-
いくつかの理由が考えられます。
乳がんは、拡散強調画像で目立ちやすい性質があります。
また、MRIは乳腺の重なりの影響を受けにくく、乳腺が濃い方でも病変を見つけやすい場合があります。また、マンモグラフィには存在する撮影死角が物理的にありません。
さらに、無痛MRI乳がん検診を受ける方の中には、これまで痛みや不安のために乳がん検診を受けてこなかった方も含まれます。
そのため、初めての検診で見つかる乳がんが一定数あることも、発見率に影響している可能性があります。 - 高濃度乳房でも受ける意味がありますか?
-
はい。高濃度乳房の方では、マンモグラフィで乳腺と乳がんが重なって見えにくくなることがあります。
MRIはX線とは異なる原理で画像を作るため、乳腺の濃さによる影響を比較的受けにくいと考えられます。
そのため、高濃度乳房の方にとって、MRIによる検診は有用な選択肢となる可能性があります。
ただし、高濃度乳房だから必ずMRIだけで十分という意味ではありません。
年齢、リスク、過去の検査結果に応じて、マンモグラフィや超音波との組み合わせを考えることも大切です。 - 若い人にも向いていますか?
-
若い方では乳腺が濃いことが多く、マンモグラフィで病変が見えにくい場合があります。
また、痛みや恥ずかしさへの抵抗感から、乳がん検診を受けたことがない方も少なくありません。
無痛MRI乳がん検診は、そうした方にとって受けやすい検査です。
特に、乳がん検診を一度も受けたことがない方に、最初の一歩として検討していただきやすい方法です。
ただし、乳がん検診を何歳からどの方法で受けるべきかは、家族歴や既往歴によって異なります。心配な方は医師にご相談ください。 - どのような人におすすめですか?
-
次のような方に向いています。
・マンモグラフィの痛みが苦手な方
・乳房を見られることに抵抗がある方
・被ばくを避けたい方
・造影剤を使いたくない方
・高濃度乳房と言われた方
・これまで乳がん検診を受けたことがない方
・できるだけ精度の高い検診を希望される方
・忙しく、検査後すぐに説明を受けたい方
無痛MRI乳がん検診は、従来の検診を否定するものではなく、乳がん検診を受けるための新しい選択肢です。 - 逆に、向いていない人はいますか?
-
MRI検査ができない方には適していません。
たとえば、体内にMRI非対応のペースメーカーや金属がある方、強い閉所恐怖症の方などは、検査が難しい場合があります。
また、検査中にうつ伏せの姿勢を保つ必要がありますので、姿勢保持が難しい方も事前に相談が必要です。
さらに、微細石灰化の評価が重要な場合には、マンモグラフィが必要になることがあります。
MRIだけですべてを判断するのではなく、必要に応じて他の検査と組み合わせることが大切です。 - MRIだけで乳がん検診は十分ですか?
-
多くの乳がんはMRIで見つけやすいと考えられますが、MRIだけで乳がん検診のすべてを置き換えられるとは限りません。
マンモグラフィは石灰化の評価に優れており、超音波はしこりの内部性状を詳しく見るのに役立ちます。
MRIは乳房全体を立体的に評価でき、乳腺の重なりに強いという特徴があります。
それぞれの検査には得意分野があります。
無痛MRIで疑わしい所見があった場合、乳腺外科に紹介し、より適切な診療につなげています。 - 異常が見つかった場合はどうなりますか?
-
無痛MRI乳がん検診で異常が疑われた場合には、必要に応じて乳腺外科への受診をアドバイスします。
乳腺外科では、精密検査や生検が必要と判断される場合があります。
検診で大切なのは、見つけることだけではありません。
見つかった所見を、次の診断や治療に正しくつなげることが重要です。 - 偽陽性はありますか?
-
あります。
MRIは感度が高い検査である一方、良性病変や炎症、ホルモンによる変化などが疑わしく見えることがあります。
そのため、MRIで異常が見えたからといって、必ず乳がんというわけではありません。
必要に応じて超音波や経過観察、生検などを組み合わせて判断します。
無痛MRI乳がん検診では、「がんを見逃さないこと」と「不要な不安や過剰診断を減らすこと」の両方を大切にしています。 - 無痛MRI乳がん検診はまだ一般的ではないのですか?
-
MRIは高性能な装置と専門的な読影が必要であり、検査費用や撮影時間の問題もあります。
また、乳がん検診としては、マンモグラフィが長年標準的に用いられてきた歴史があります。
無痛MRI乳がん検診は、比較的新しい考え方の検診です。
そのため、今後さらにデータを蓄積し、どのような方に特に有用かを明らかにしていく必要があります。
一方で、痛みや恥ずかしさが理由で検診を受けられなかった方にとって、受診のきっかけになる可能性があります。
検診の選択肢を増やすことは、乳がんの早期発見にとって大きな意味があると考えています。 - マンモグラフィが苦手でも、乳がん検診は受けたほうがよいですか?
-
はい。乳がん検診で最も大切なのは、「自分に合った方法で、検診を受け続けること」です。
マンモグラフィが苦手なために検診そのものを避けてしまうと、乳がんの発見が遅れる可能性があります。
無痛MRI乳がん検診は、そのような方にとって、検診を受けるための新しい入り口になり得ます。
痛みが少ない。
見られる抵抗が少ない。
被ばくがない。
造影剤を使わない。
そして、これまでの経験では高い乳がん発見率が得られている。
こうした特徴により、無痛MRI乳がん検診は、乳がん検診をためらっていた方にこそ知っていただきたい検査です。 - 乳房インプラントが入っていますが受けられますか?
-
豊胸術や乳房再建術を受けてインプラントが挿入されている場合、画質が劣化する場合があるので、これまでは受診のご要望をお受けしてきませんでした。
しかし、インプラントが入っている方は、他の検査(マンモグラフィや超音波)でも正確な診断ができず、困っていらっしゃいます。
そこで、本部では総合的に勘案し、すでに撮影された方々のデータを参考に検討し、ほぼ問題なく撮影できることがわかりましたので、提携病院のほとんどで受けていただけるようになりました。
アラガン社の乳房用インプラントにより、悪性リンパ腫を発生する場合が報告されましたが、乳がんの発見と同時に、インプラント周囲のトラブルも判断できますので、ご不安な方は受診をお勧めします。
造影剤を使用せず放射線を用いないので、造影剤の体内沈着や被ばくを心配せず、何度でも安全に受けることができます。
※例外があり、Motiva社のインプラントの一部はマイクロチップが入っています。このチップは金属製です。MRIを受けても支障がないのですが、画像不良部分が生じますので、この場合は受診できません。
- どのぐらいの時間が必要ですか?なにか準備は必要ですか?
-
検査時間は概ね15分です。
受付→検査着に着替え(あるいはTシャツになる)→会計の全体を含めても、1時間余りですみます。
事前安静や、注射などは必要ありません。
ご用意いただくものは特にございません。
検査着のまま受けられますので、洋服の指定もございません。
仕事の間でも、お出かけの装いでも、スポーツカジュアルでも結構です。
お食事の制限や、普段飲んでいる薬をやめる必要も一切ありません。普段通りで結構です。
ただし、磁性体を身体に身につけることはできません。 - 生理や妊娠・授乳との関係はありますか?
-
生理前に乳房が張るような時期は、乳腺の水分が多くなり、がんの検出能が落ちます。
無痛MRI乳がん検診では、生理の開始日と翌日は避けていただき、3〜21日を推奨(最適は生理開始から5〜14日を推奨)しています。
4週目(次の生理の直前)でも、検査ができないほどではありません。しかしせっかくの受診の機会ですから、診断能を高くしたい場合は、上記の期間にお受けになることをお勧めします。
生理の周期がずれてしまったときなどは、予約をした病院までお電話にてご相談ください。
なお、閉経後の方はいつでも受診できます。
[授乳・妊娠との関連について]
授乳中は、乳腺が豊かになりますので、がんが見つかる効率は下がります。問診で妊娠・授乳の有無についてお伺いするのはこのためです。受診される場合は、診断能が通常より低いことをご承知ください。
なお妊娠中のMRIは医師の診察が必要ですので、医師の推奨がない場合はこの検診ではお受け出来ません。ご了承ください。(ただし、産婦人科医からは、「妊娠してから乳房にしこりがあると感じる人がいて、不安のまま妊娠を継続しなくてはならない。なんとか解決法が欲しい」という切実な声を頂いています。このような声にはお応えたしたいと考えております。 - MRI乳がん検診はどうやってがんを見つけるのですか?
-
がんは、正常な組織に比べて細胞が密に増える傾向があります。
細胞が密に存在する場所では、組織の中の水分子の動き、すなわち「拡散」が制限されやすくなります。
無痛MRI乳がん検診では、この「水の動きにくさ」を手がかりにして、乳がんが疑われる部分を探します。この撮影法を「拡散強調画像」といいます。
当院では、その中でも高原が考案したDWIBS法(ドゥイブス法)の考え方を乳房用に応用しています。
DWIBS法では、背景となる正常組織の信号を抑え、病変を見つけやすくする工夫がされています。
得られる画像は、見た目がFDG-PET検査に似ていることがあります。
ただし、原理は異なります。FDG-PETは、がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利用し、放射性同位元素をつけたブドウ糖に似た薬剤を注射して、その集まりを画像化します。
一方、DWIBS法はMRIの技術であり、放射性薬剤を注射せず、水分子の動きの違いを画像化します。
そのため、DWIBS法を用いた無痛MRI乳がん検診では、被ばくがなく、造影剤も使用しません。 - 造影剤を使わないことには、どのような意味がありますか?
-
本検査では、MRIで一般的に用いられるガドリニウム造影剤を使用しません。
造影MRIは、乳がんの診断において非常に有用な検査です。
特に、血流や血管透過性の変化をとらえることができるため、精密検査として重要な役割を持っています。
一方で、造影剤を使用する場合には、注射が必要であり、腎機能やアレルギーなどへの配慮が必要です。
また、近年では、ガドリニウム造影剤のごく微量が体内、特に脳などに残留することが報告されています。多くの場合、その臨床的な影響は明らかではありませんが、繰り返し検査を受ける方にとっては、できるだけ造影剤を使わない選択肢が望ましい場合があります。
さらに、医療で使用されたガドリニウムが下水処理を経て河川や海に検出されることも報告されており、環境負荷という観点からも、必要な場合に適切に使用することが大切だと考えられています。
無痛MRI乳がん検診は、造影剤を使わずに乳がんの発見を目指す検査です。
そのため、注射が苦手な方、造影剤に不安がある方、繰り返し検査を受けたい方にとって、受けやすい方法の一つです。 - 遺伝的に乳がんリスクが高い方にも向いていますか?
-
BRCA1/2遺伝子変異などにより、乳がんや卵巣がんのリスクが高い方では、通常よりも慎重な検診・サーベイランスが必要になります。
このような方では、乳房MRIが重要な検査として用いられることがあります。
現在、ハイリスクの方に対する乳房MRIでは、造影MRIが標準的に用いられることが多く、診断上きわめて重要な役割があります。
したがって、無痛MRI乳がん検診が造影MRIを常に置き換えるものではありません。
一方で、造影剤を繰り返し使用することに不安がある方、検査間隔を短くして経過を確認したい方、あるいは造影MRIを補完する方法を希望される方にとって、造影剤を使わないDWIBS法による検査は選択肢の一つになり得ます。
本検査は被ばくがなく、造影剤も使用しないため、身体への負担が少なく、繰り返し検査しやすいという特徴があります。
たとえば、年1回の造影MRIに加えて、その間の時期に非造影MRIを行うなど、個々のリスクや希望に応じた活用が考えられます。
検査の間隔や組み合わせについては、乳腺外科、遺伝診療、画像診断の専門医と相談しながら決めることが大切です。 - MRI乳がん検診はどのくらい(回数・頻度)受ければいいですか?
-
特に異常がなければ、無痛MRI乳がん検診は1〜2年に1回を目安に受けていただくことをおすすめしています。
血縁の近いご家族に乳がんの方がいる方、高濃度乳房と言われたことがある方、過去に精密検査や経過観察をすすめられた方など、乳がんのリスクがやや高いと考えられる方は、1年に1回程度の検査を検討してもよいでしょう。
一方、これまで異常がなく、乳がんリスクが高くない方では、2年に1回という受け方も現実的です。
国の乳がん検診では、主に40歳以上の方を対象にマンモグラフィ検診が行われています。40歳未満では、乳がんの発生頻度、乳腺濃度の高さ、マンモグラフィでの見えにくさ、被ばくを含む利益と不利益のバランスなどから、一般的な住民検診としてはマンモグラフィは通常推奨されていません。
無痛MRI乳がん検診は、X線を使用しないため放射線被ばくがなく、造影剤も使用しません。
そのため、身体への負担が少なく、必要に応じて繰り返し受けやすい検査です。
受診間隔に迷う場合は、年齢、家族歴、過去の検査結果、不安の程度に応じてご相談ください。 - 閉所恐怖なのですが大丈夫でしょうか?
-
MRIはトンネル状の装置に入って撮影するため、狭い場所が苦手な方は不安を感じることがあります。
緊張して汗が出たり、心臓がドキドキしたりする方もいらっしゃいます。
ただし、乳房MRIでは、トンネルの長さが身長より短いこと、またうつ伏せで撮影することから、思っていたより不安が少なかったと感じる方もいらっしゃいます。
装置のトンネルの長さは一般的に約120cm程度です。このことを事前に知っておくだけで、気持ちが楽になる方も少なくありません。
検査中はスタッフと連絡を取ることができ、つらい場合には途中で中止することもできます。
閉所恐怖が心配な方は、予約時または検査前にご相談ください。
ただし、不安が非常に強い場合には、検査を受けられないことがあります。 - MRI乳がん検診を受けることができない場合はありますか?
-
はい。MRIは強い磁石を用いる検査ですので、体内の医療機器や金属によっては検査ができない場合があります。
心臓ペースメーカー、植込み型除細動器、人工内耳、神経刺激装置、脳動脈瘤クリップなどがある方、胸部や体内に金属がある方は、必ず事前にご相談ください。MRI対応の機器であれば検査可能な場合もありますが、安全が確認できない場合には検査をお受けいただけません。
また、大きな入れ墨、アートメイク、タトゥーがある方は、まれに熱感や皮膚刺激が起こることがありますので、事前にお知らせください。補聴器は検査前に外していただければ、多くの場合は検査可能です。
検査当日は、スプレータイプの白髪隠し・白髪染めスプレー、カラーコンタクトレンズ、濃いマスカラやアイライン、金属成分を含む化粧品、湿布、カイロ、磁気治療器具などはお控えください。これらは画像に影響したり、安全上の問題につながることがあります。
通常の毛染めやヘアカラーは、多くの場合問題ありません。 - MRIはどんな音がしますか?
-
音のイメージをyoutubeにアップしています。
気になる方は事前にお聞きください。